ペンホルダーラケットの違い

なぜペンホルダーというのか?

ペンを握るように持つことが名前の由来となっているようです。

世界中でペンホルダーは使われているの?

アメリカ、ヨーロッパではほとんどの国で使用されていません。多くはアジアの各国、特に中国、韓国、日本で使用されております。

今でも使用する人が多いの?

日本では1970年以前はほとんどがペンホルダーラケットでした。1980年代頃からシェイクの比率が高くなり、現在では90%以上がシェイクラケットから卓球を始める人になっています。

ペンは使いやすいの?

シェイクに比べて手首が動かしやすく台上処理がやりやすいと言われていました。しかし、ペンは基本的に片面で処理しなければならず、バック側が守備的な返球となるため、守っている状況ではプロレベルでは通用しなくなりました。更に現代卓球では相手サーブの球をチキータと呼ばれる技術で攻撃的に返球することが必須となり、ペンの有用性が失われつつあります。

じゃあ、ペンは駄目なの?

ペンホルダーにも希望があり、2000年頃からペンの裏側(りめん、うらめん)で打つ、裏面打法があみ出され、世界のトップを取る選手まで現れました。

裏面打法はどうなの?

日本で一番になる。世界で一番になるということであれば裏面打法は必須になると思います。ただ、人間の手の構造上、手首や肘に負担をかけやすい打法となるため、中高年にはオススメしません。ただし、卓球を面白く楽しく卓球をしたいということであれば、裏面打法に挑戦して卓球ライフの幅をもたせるのも楽しいです

ペンにはどんな種類があるの?

中国式ラケット・・・

中国式ペンラケット

一見、シェークラケットのように見えるが、グリップ部分を少し切り落としたような形でグリップが少しシェイクラケットに比べて短い。多くのプロ選手は先程の裏面打法をするため、この中国式ペンラケットを使用している。

ブレード厚はシェイクラケットと同じで日本式ペンに比べて薄くなっている。日本式ラケットに比べて打球のスピードは劣るがシェイクラケットよりもスピードが出しやすく、台上処理もしやすい。裏面打法をする際にも重心のバランスもよく打ちやすい。

最近では特殊素材を入れた中国式ペンラケットも発売され、スピードや威力も更に高い性能が発揮できるものとなった。

日本式ペンラケット

ラケットのブレード形状が角張ったものを角型、ブレード形状が少し丸いものを角丸型、ブレード形状がほぼ丸に近いものを丸型と呼ぶ。またラケットを反転して使用できるようにグリップ(コルク)がフォア側とバック側に同じように持ちやすくついている反転式ペンラケットというものもある。

一般的にバック面(裏面)は黒く塗られており、ラバーは貼れないようになっている。昔のラケットはルールが現在のように厳しくなく、白木でもOKだったため白木のラケットも存在する。だが、現在では何かしらフォア面と反対の色を付けなければならないルールのため、ラケット購入時からバック面は黒塗りされているものが多い。。

日本式ペンラケットは基本的に片面のみにラバーを貼り、ドライブやスマッシュを武器として積極的に攻撃するプレースタイルの選手となる。ただ、前述の通りバック側が弱点だったり、チキータが出来ず、シェークラケットを使用する人が多い。

最近では日本式ラケットでもバック面にラバーが貼れる仕様のものが発売されており、裏面打法に使用できる。

材質については、フォア面の威力を求める場合には、檜の単板を使用する人がほとんどである。檜単板は球持ちがよく、吸い付くような感じでボールを打つことが出来、シェークとは違う独特の打球感となる。片面ペンの選手はスピードが命となることから檜単板を使用する。

このようにペンホルダーのラケットには様々な種類があり、使用する者によって、使いやすい、使いにくいラケットがあるので、個人個人で使い比べ、どのラケットを採用するかを考える必要がある。

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