ニッタクのアコースティック、バイオリン、ビオンセロ、テナーなどのラケットの弦楽器製法とは

ニッタクの人気ラケットであるアコースティックやバイオリン、ビオンセロ、テナーなどに代表される弦楽器ラケットについて、一体、普通のラケットとどう違うのだろうか?

木材組織のはなし

卓球のラケットは、天然の木材を材料として製造して います。 その木材組織の細胞は主に、道管(どうかん)・繊維細 胞柔細胞の3つから成り立っています。それらが木材 の中で縦横複雑に配列しています。

この木材組織の柔らかい構造になっているものが、カットマン用や初心者用のモデルとして使われやすく、反対に木材組織の比較的硬めを攻撃用のトップ選手などが使用されている傾向にあります。

弦楽器製造技術のはなし

弦楽器に使われている木材(合板)の接着技術である 『弦楽器製造技術」とは、表面にある微細な凹凸に特 殊接着剤を均一に入れ込むという弦楽器の接着技術 を用いることで、木材同士がお互いに引き寄せられ 一 体化します。この一体化は、心地よい音を奏でるため に必要不可欠な技術とされ、弦楽器自体の音を決める 上で重要な製造工程の一つであると言われています。

弦楽器シリーズのはなし

このような弦楽器製造技術をラケットの合板製造工程 に用いることによって、 ・硬さのバラつきがなくスイートエリアの拡大 ・独特の芯があるような打球感 ・繊細なボールタッチ ・安定した威力のある弾み ・木材本来の打球感を最大限に引き出す これらのことを実現しています。

ニッタクの弦楽器シリーズは、「バイオリン」「アコースティック」「ビオンセロ」「テナー」など、ラケットのネーミング だけでなく、実際に弦楽器の製造に使われている接着技術を取り入れています。